繊細人間の一部始終

様々なことに敏感すぎるしがない大学生が、シンプリストをめざしながら生きる記録です。同じ悩みを持つ方にあったかい心になっていただければ幸いです。

よう喋るおばちゃん

電車に乗っていたときのことだったけれど、よう喋るおばちゃんがいた。1人で乗っていて、バッグを1つ抱えた、腰の丸まったおばちゃん。

「水色の服、かわいいね〜」

と、向かい側の小さな子供に向かって大声で話しかけていた。本当に、昼下がりの電車(乗車率90パーセントほどの)で、大声で話しかけていたのだ。

 

小さな男の子はお母さんの隣におそらく座っており、子供のお母さんと見られる女性は、左腕に1歳に満たないほどの小さな子を抱えていた。

 

おばちゃんは席を立った。席を立って、真向かいのポールに手をかけて、なお大声で子供に話しかけているのだ。たまに母親のほうを向いては「今が一番大変な時期でしょう」などとこれまた大声で話しかけている。

 

母親からしたらさぞ迷惑だろうな…と

わたしはそう思うのだが、電車内の乗客はほとんど気にする様子もなく、4駅ほどおばちゃんが喋ったところでお母さんと子供たちは降りて行った。

降りて行くときにも私は片目でそれをなんとなく見ていたのだが、おばちゃんが子供のジャンパーにしがみつくようにしているのが見えた。

 

おばちゃんと言えども、母親からしたらさぞ迷惑だろうな…

 

私はそのおばちゃんがなぜそのような悲しい大声をかけているのか、母親が困っているんじゃないか、周りの乗客もモヤモヤするんじゃないか(実際はそうでもなかったけど)、、、、!

 

ずっと考えていたのだった。

あぁヒヤヒヤした…。